婚活を始めるときに重要なことは自分の理想となる相手像を明確にすることです。
「年収◯◯◯万円」「安定した企業に勤務している人」「趣味は旅行で相手と一緒に行ける人」など出来る限り具体的にイメージすることが重要で、婚活はじめた頃は少しくらい高めの理想でもよいのです。理想が高かろうがなんだろうがそれが結婚相手探しのやる気につながるのであればな尚更の事。
しかしながら実際に婚活を進めていく中で、婚活開始当初に掲げた相手の希望条件が選択肢を狭めてしまうこともあります。
その後婚活をしながら相手への条件を修正できればよいのですが、修正できないままだとその後の婚活でせっかくのチャンスを逃してしまうことにもなりかねません。
いわゆる条件を「妥協」することができないと婚期を逃してしまうということですが、結婚相手に「妥協」ってしたくないですよね。
今回はそんな結婚相手の「妥協」ができず、婚活苦戦している人へ「妥協ではない条件変更」について、そして「変えてもよい条件とは」について紹介いたします。
結婚相手を妥協する必要はない!
婚活開始当初は高い理想を掲げてもいいんです
婚活を始める時に、結婚相手をイメージすることは重要です。漠然と「やさしい人がよい」といったイメージで婚活をはじめるよりは「◯◯歳以下」「◯◯市で3LDK以上のマンションを購入する」「子供は2人以上希望」「そのためには年収◯◯◯万円以上」「ボーナスで年1回は家族で海外旅行にいきたい」といったようにより具体的にイメージしましょう。できれば結婚後の生活までイメージして希望条件を設定するのがよいのです。
そもそも具体的に相手の条件を設定しなければ、動くことができません。詳細に設定するから婚活サイトへの登録するときや婚活パーティーに参加するとき、結婚相談所へ入会する際も、自分に理想を掲げてアプローチすることができるのです。
「やさしい人」「おもしろい人」程度の曖昧な条件だと具体的に動けませんし、活動が開始後も目標が定まらずフラフラしてしまいます。
婚活では高い理想を掲げることがは間違いではありません。その後活動してく中で「この条件は必要なかった」「現実、この条件をクリアしている人は100人に1人いないかも」と納得して変更してくことが大事なのです。
納得して条件変更することは妥協ではない
「妥協」というと「あきらめ」や「敗北」「我慢」感がありますが、それが納得したものであれば「妥協」ではなく、ただの「条件変更」なのです。
理想を掲げて婚活をしていくなかで「自分がイメージしている結婚生活をするにあたって相手は35歳以下である必要がなかった」とか「いますぐ年収800万円は必要なかった。今は500万円くらいでもいずれ上がっていけばよい」といったように「条件変更」することに納得ができればそれは決して「妥協」ではありません。
納得して条件変更して、それで結婚相手候補が大幅に増えることはよいことなのです。
自分自身に納得して条件を変えることは妥協ではありません。「条件変更」しただけのことなのです。「諦め」「敗北」「我慢」と受け取る必要はありません。
納得して条件変更するためには経験を積むしかない
良くないのは「条件を変えることがあきらめ」のように思ってしまい、頑なに「年収800万円以外の人とは会わない」とか「35歳以上の男性は候補じゃない」と難しい条件にもかかわらず一切の条件変更をしないことです。
「あきらめたらそこで試合終了ですよ・・・?」という安西先生のようにあきらめないことは何かを成し遂げる時にはとても大事ではありますが、「結婚相手を探す」ということにおいてはその考えは少し置いておいてもよいのではないでしょうか。
婚活開始当初はいろんな人と実際に会ってみて、自分が掲げた条件が必要なのか考え直しみましょう。
いろんな人と会って話た結果「私は年収800万円以上ではないと結婚する気がない」と判断するのであれば、それはそれでよいと思います。その時はまた「年収800万円以上」の人を目指して婚活すればよいのです。
いろんな人と会っていけば自分に納得した形で自分に最適な条件に変わっていくでしょう。
結婚相手への条件で妥協しても問題ない項目
ここまで『妥協』ではない『条件変更』というものをお伝えしてきましたが、そもそも条件としてこだわる優先順位が低いものもが有るかと思います。
もちろん「いや!それは大事よ!」と思うものが有るかと思いますが、参考までにいくつかご紹介いたします。
『学歴』について
「『学歴』は婚活相手の条件としてゆずれない!」という人も多いかと思いでしょう。「今時大卒が基本だし、私も大卒だし…」と不安になる気持ちはわかります。
ここにとある婚活中の女性がいます。彼女も大卒、彼女の友人もその夫も皆大卒です。
でも彼女は高卒の男性と婚活で知り合い結婚しました。
なぜだと思いますか?
気が合ったから?
もちろんそれもありますが、彼女はこう考えていました。
『学歴はゆずる。でも年収はゆずらない』
そうです、彼女は男性が安定した職業で大卒並みの給与を得ていることを知っていました(年収はプロフィールに書いてありますからね)。
…そして、その彼女とは、この記事を書いている私のことです。おかげさまで幸せな家庭を築いており、学歴が原因でケンカすることはまずありません。きちんとした収入があり、現在勤勉で向上心がある人であれば生活していく上で学歴は関係ないのです。
自衛隊、警察官、消防士などは高卒枠が設けられていますし、大手メーカーでも技術職などで一定数の高卒を採用する制度があります。よく言われるのは学歴がないと出世に不利、という言葉ですが、実際は上記のような職業は出世しなくとも勤続年数に応じて給料が上がり、さらに手厚い手当てもあり充分生活していけるのです。
もしあなたの思い込みで自衛隊、警察官、消防士、大手メーカー勤務の方との出会いを無くしていたら非常にもったいないと思いませんか?
『身長』について
男性に身長の高さは望みますか?「やっぱり最低170cm、できれば175cm以上はないと…」というお気持ち、よくわかります。背の高い男性って頼もしくてかっこいいですし、並んで歩くのを想像しただけで胸がときめいてしまいそうですね。
ところが総務省統計局によると、20代〜40代の男性の平均身長は約170cmしかありません。(参考:総務省統計局「21- 2 身長と体重の平均値」より)
対して女性は158センチ前後。これって、少し高めのヒールを履いたらすぐに埋まってしまう身長差ではありませんか?平均身長の158センチの女性が7センチのヒールを履くと、165センチですからね。
ドラマや漫画では男性が女性より背が高いことがほとんどですが、現実には身長が女性と同じくらいの男性はたくさんいますよね。テレビのニュースや司会で同じくらいの身長の男性と女性が並ぶ場合、男性の背が高く見えるようにカメラには映らない足元に台を置いていたりします。
なのでテレビを見ている私たちはますます「男性は女性より背が高いのが普通なんだな」と思い込んでしまうわけです。
でも身長の高さって長い結婚生活においてあまり重要ではありませんし、身長低い男性でもいろんなメリットがあるんですよ。
「現実にはたくさん居るとは言っても、男性の身長は高いほうがいい」
というご意見、よくわかります。
でもそれは、実際に自分と同じくらい、もしくは自分より低い身長の方と恋をしたことがないから、単にその良さを知らないだけかもしれません。身長が近い相手と付き合うのも、胸がときめくことが多いものですよ。
その良さを知らないだけで最初から選択肢に入れないのは、もったいないと思いませんか?
彼と自分の身長が近い、もしくは彼の方が低いとこんなメリットがあります。
- 顔の距離が近いので、視線が合いやすい
- 親近感が湧きやすい
- 自分達は対等な関係である、と自然に感じることが出来る
- 威圧感を感じにくく、男性に苦手意識がある方にはオススメ
もし結婚相手への条件で「身長」を入れている人はいま一度考え直してみてはいかがでしょうか。
結婚相手は妥協したくない まとめ
結婚は一生に一度の大事なこと。残りの人生を一緒に過ごすことを想定して結婚相手を選ぶので、それに対して「妥協」したくありませんよね。
妥協する必要はまったくありません。自分に納得した形で自分に合った条件に変更していけばよいのです。
いろんな人と出会ったり、アドバイスを聞いていく中で、それでも「この条件は絶対にゆずれない。ゆずるくらいなら結婚しない!」と思うのであればそこはこだわりましょう。
でもそうでなのであればいろいろ柔軟に変更していくことも重要ですよ。また試しに条件変更して探すだけなら何もリスクありませんので、一度変更してみるのはいかがでしょうか。
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