「結婚(恋愛)はもういいやって諦めたら、今の彼と出会った」という話を聞くことがありますよね。
ずっと婚活を続けていたのに上手くいかず、「もうやめた!」と匙(さじ)を投げたら、運命の人にその匙があたり、あれよあれよと結婚…なんて話も耳にすることがあります。
こんな話を聞くと、一生懸命婚活して疲れ切っている自分がバカバカしくなるかもしれませんね。でも、この話をそのまま鵜呑みにして「もう婚活やーめた!」と諦めてしまうと、本当に出会いゼロになってしまうことがあるんです。
ではなぜ、彼女たちは一度諦めたのに結婚できたのでしょう。今回は、結婚を諦めたとたんに運命の人と出会ったという説の真実について解説します。
結婚を諦めたのに結婚できた人がやっていたこと
「結婚を諦めたとたんに彼と出会った」という話は、私も友人から聞いたことがあります。それどころか私自身、「もういいや」と投げやりになった時に、夫と出会うことができました。
結婚を諦めたとたんに縁が巡ってきたというのは、本当にあることなのです。彼女たちは確かに一度「もういいや」と諦めました。でも、結婚を諦めて何にもしていなかったわけではありません。実はちゃっかりやっていたことがあるんです。
1.出会いの機会は引き続き作っていた
「結婚は諦めた!」と言っても、実は彼女たちは出会いの場にはちゃっかり参加していました。
「それって諦めてないじゃん」
と、思うかもしれませんが、諦める=行動しないというわけではないんです。一生懸命婚活して疲弊し疲れ切った彼女たちは、一旦本気で「もういいや。結婚できなくても仕方ない」と諦めます。そして、諦めた気持ちで出会いの場には参加していたんです。
結婚を諦めたのに出会いの場に参加するのは、男性と出会う目的ではなく、純粋に飲むことを楽しみたいからであり、友達と会えるから。結婚を諦めると、出会いの場に出向く理由が大きく変わるのです。
だから、気負わず出会いの場に参加できます。話があれば、「ネタになるし」なんて軽い気持ちで喜んで出席します。その姿は、結婚を諦めたようには見えないかもしれませんが、彼女たちは淡い期待を持ちながらも、基本的には結婚を諦めています。
2.男性に合わせることを止めていた
「良し!今度こそ素敵な男性を見つけるぞ!」と気合入れて参加するのと、「男はどうでも良いけど、久々に友達に会えるし飲むのは楽しいから行こうかな」と気合ゼロで参加するのとでは、出会いの場に参加した時の疲労度が全く違います。
前者は、「最大限自分の良いところをアピールしよう!」と、男性に細やかな気遣いをして、相手にどう思われるかを気にします。これって精神的にかなり疲れることです。
一方後者の場合、男性の目は全く気になりません。友達の出会いを邪魔する気はありませんが、自分の目的は男性との出会いと言うより「飲み」であり「友達と会うこと」。自分の為に楽しもうと来ているのですから、精神的に疲れるはずがないのです。
だから、出会いの場にリラックスして参加できます。すると、自然な自分でいられるんです。その姿は男性にとって魅力的に映ることが多く、結婚を諦めたのに、なぜか誘いが増えるという現象が起こります。
3.誘いがあれば応じていた
結婚を諦めた彼女たちは、頑なに「もう結婚しない!」と決めたわけではありません。ただ婚活を頑張ることに疲れ、もう頑張らないと決めただけ。その上で縁があれば結婚しても良いという気持ちがあったのです。
だから、誘われて嫌じゃなければどんどん応じます。根底に「結婚できなくてもいいや」という諦めがあるので、男性にデートに誘われても自分が楽しむことを優先します。男性から嫌われても「ま、いっか」と、諦めているからこそ開き直ることができ、リラックスしてデートに望めるのです。
そして、この態度がプラスに働きます。自分が楽しむということは、デートしていて自然に笑顔が増えるということ。更に、下手に緊張せずリラックスできるということです。
女性の笑顔は男性が最も癒されるもの。且つ女性がリラックスしていると、男性は「自分と一緒にいて楽しんでくれている」と安心できます。男性は自分と一緒にいて楽しんでくれる女性をまた誘いたくなるので、誘いは増える一方です。
結婚を諦めたとたん運命の人と出会うのはこういうシステム
結婚を諦めた人は、実は結婚するために大切な行動はしっかりと続けていました。心構えが変わっただけで、やっている行動は大きく変わっていなかったんです。
では、なぜ結婚を諦めただけで運命の人と出会えるのでしょうか。実はこんなシステムになっているんですよ。
- 結婚を諦めても出会いの場には参加し続けていた。
- 結婚を諦めたからこそ出会いの場で自然体の自分でいることができる。
- 自然体の女性は男性にとって魅力的に映る。
- 結果、男性から誘いが増える。
- 結婚を諦めたからこそ、「この男性とデートすることで時間をロスしないか」という損得勘定がなくなり、気軽にデートを楽しめるようになる。
- 更に「別に嫌われてもいいし」と失敗を恐れなくなるので大胆にデートを楽しめる。
- 男性はデートを楽しんでくれる女性に好感を持ち、更に誘われやすくなる。
- 楽しいデートを重ねるうちに自然に結婚を意識するようになる。
私自身もそうでした。「もういいや」と諦めると、肩の力がスッと抜けて、初対面でも気軽に話せるようになりました。自然と言葉が出てきて、会話が盛り上がることが増えました。そんな中、「今度誘うよ」と言ってくれたのが現在の夫です。
結婚を諦めたら運命の人と出会うという説の真実は、結婚を諦めることによって異性の前で自然な自分を表現できるようになる女性が、一定数いるということなのです。
まとめ
今回のケースは、気負うと自分を上手く出せない女性の話です。一生懸命婚活している時の方が自分を出せず、疲れて結婚を諦めたら自然体でいられるようになった場合、魅力が一気に開花してモテ期が到来し、良縁が巡ってきます。
とういことは、婚活で上手くいかない時、少し自分本位で考えた方が良いということです。
婚活に疲れたら、頑張ることをお休みしちゃいましょう。男性に気遣う女性は素敵ですが、頑張り過ぎると自分の負担になってしまいます。結婚生活は長いので、無理した状態で男性と出会っても、2人で楽しい人生を送るビジョンが浮かばず、「この人は違うな…」と、男性を選ぶハードルを自分で上げてしまいます。
結婚したら、思いやりを持ちつつも、お互い自然な自分でくつろげる家庭を築きたいですよね。時には素の自分になって、「私こんなですけど、それでも良ければ」と、ちょっぴり上から目線で男性に接してみましょう。新たな展開が起こるかもしれませんよ。