婚活 条件

婚活女性が自分の条件全てに当てはまる結婚相手を見つけるには12年と6ヶ月かかる

婚活 条件

2008年頃から始まった婚活ブーム。

「積極的に結婚相手を探す」といことにフォーカスされ過ぎていて、本来の「幸せな結婚をする」という事から「より高条件の結婚相手を探す活動」になりつつあります。

特に最も数値で判断しやすい「年収」が重要視され、「ごく一部の高年収男性をいち早く効率よく捕まえるためには」ということが世間の婚活マニュアルで紹介されますが、「幸せな結婚をする」という本来の婚活から大きくズレてしまっています。

婚活市場の男女の需給バランスは崩れている

明治安田生活福祉研究所の調査では女性の7割が「結婚相手に最低年収400万円以上を求める」という結果が発表されておりますが、未婚男性で年収400万円以上は30%しかいないのが現実である。アンケートに答えた女性の本音で言えば最低年収400万円であって、ちょっと理想を上げて600万円、などど希望しようものならその時点で対象の男性は約5%台と急激に減ります。(参考:週刊東洋経済『特集生涯未婚』より)

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明治安田生活福祉研究所「2013年第7回結婚・出産に関する調査」より

 

年収600万円以上という条件だけで未婚男性20人に1人になり、婚活市場ではその数少ない男性目掛けて多くの女性が殺到しています。

条件が揃う相手を見つけるのは宝くじを当てるようなもの

すべての条件がそろった相手を見るけるより宝くじ当てた方確率高い(?)

未婚男性で年収600万円が5%というデータを上げましたが、婚活している女性は「男性の年収600万円以上なら他すべてOK」というわけではないでしょから、その他の条件も加えて計算してみました。

1.見た目がOKな人・・・5人中1人(20%)
2.価値観合う人・・・3人中1人(33%)
3.35歳以上未婚男性・・・3人中1人(34%)
4.年収600万円以上・・・20人中1人(5%)

ここまでの1~4までの条件をすべて掛けてみると100人に1人(約0.1%)になります。
これは自分の条件があう男性と出会う確率であって、結婚するためにはそのやっと出会った男性が自分を気に入ってくれる可能性を掛けないといけません。

婚活パーティーや結婚相談所に登録して多くの異性と出会ってる人はなんとなくその可能性の値はわかるでしょう。
その数値が5人に1人として計算すると0.05%、10人に1人の場合0.01%となってきます。10人に1人場合は0.01%となりますので、これは男性1万人と出会ったら1人会えるかどうかの数値です。

普通に生活してたら異性1万人と「出会う」のはまず無理でしょう。
結婚相談所・婚活パーティーを駆使して(未婚者いない前提で3を除いて計算:約3,000人に1人)毎月20人の男性と出会ったとしても12年と6ヶ月かかります。週末をすべて婚活に捧げて頑張って毎月100人の男性と会えれば2年半で結婚まで行き着けるかもしれません。

見た目がOK(5人に1人のレベル)で価値観が合う(3人に1人のレベル)、35歳未婚男性(3人に1人)、年収600万円以上(20人に1人)と結婚する(10人に1人)ということだけで1万人に1人の確率なのです。
ちょっと見た目に拘って20人中1人(俳優)レベルや、価値観合う人が10人に1人しかいない人、更に年収こだわって1,000万円以上として計算したら、ジャンボ宝くじで1等レベルとは言いませんが、前後賞(1億円)狙った方が確率(0.00002%)が低くなるかもしれません。

もし本気で結婚したいと思っているなら、

 

条件で結婚相手を探すのは今すぐ辞めた方良いです。

すべての条件が揃った相手を探し続けていたら老けてしまう

条件・年収重視の婚活に嫌気が指している男性

35歳以上が参加する婚活パーティーになると、「女性が余っている」という話を良く聞きます。
実際に明治安田生活福祉研究所の調査では婚活経験の有無について女性の方が多く、特に30代になってくるとその差は歴然となってきます。

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明治安田生活福祉研究所「2013年第7回結婚・出産に関する調査」より「未婚男女の婚活経験」について

 

その反面30代未婚男性はそもそも「結婚に興味が無い」という理由で婚活自体行ってない割合が女性より多くなってきます。

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明治安田生活福祉研究所「2013年第7回結婚・出産に関する調査」より「婚活をしない理由」について

 

30代という括りで調査しておりますが、35歳以上になれば更に差は広がります。

また大手結婚相談所サービス「ツヴァイ」を運営する株式会社ツヴァイの後藤喜一取締役は「成婚率を高めるには、男性戦略が重要であるのは事実。カギは女性に求められるような男性にいかに多く入会してもらうかだ」と述べており、いかに女性の希望に沿った男性がいかに少ないのかを表しております。

婚活市場は女性が多く参加し男性が不足している理由(年齢など)は様々ありますが、女性からの年収・条件重視で見られることに男性が嫌気がさしているのも要因のひとつとして挙げられるのではないでしょうか。

 

 

年収800万円の男性を見つけるより夫婦で世帯年収800万円目指したほうが現実的

2008年代から婚活ブームの影響で、ネット婚活・婚活パーティー、街コンなど新しい婚活サービスが次々に開始されました。サービスの充実と主に、条件検索・条件を絞っての出会いというのが可能になり、より条件重視で婚活をしている女性が増えたのは事実です。

編集長が3年前に飲み会で知り合った34歳~36歳の婚活中の女性に「結婚相手に最低年収どのくらいを希望しますか」と聞いたら全員を口を揃えて「絶対年収600万円以上!理想は800万円以上。」と答えていました。3人共「最低でも年収600万円が無いとそれなりの生活も出来ないし子供も育てられない」「できれば年収800万円以上が希望」「30代で夫が最低600万円ないと結婚後、私達(女性)も働かないといけないでしょ。」と言ってました。
あれから3年経って3人とも結婚する気配はまったくありません。彼女たち3人共もうすぐ40歳ですが皮肉にも子供が出来る心配もなく、このままだと自分の為に一生働く必要が出てきそうです。

婚活市場において、特に30歳以上では男女の受給バランスが崩れてしまっている以上、女性が結婚相手にすべての条件を求めるのは困難です。特に「年収」は思っている以上に厳しいです。

30代後半の女性が自分の理想通りの年収800万円の相手を見つけ結婚までたどり着けるのは宝くじで前後賞当てるくらい困難ですが、夫婦それぞれが年収400万円で世帯合計で800万円なら充分可能です。(地域によってはそれでも難しいでしょうが)

右肩上がりの日本経済ではなくなった今、夫の収入に頼り妻は家庭を守るという昭和的な結婚観はもう通用しません。夫と妻の収入を合わせて生活し夫婦で老後の資金を貯め、家事・育児も夫婦で協力する、という現代に合った結婚観が必要なのではないでしょうか。

自分のすべての条件に合う相手を万人に1人から見つけるのではく、協力して結婚生活が送れるかどうか、というを考えを軸に相手を探したほうが「幸せな結婚」が早そうです。

参考:明治安田生活福祉研究所「2013年第7回結婚・出産に関する調査(PDF)」より

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