年上男性との結婚を考える前に知っておくべきこと

婚活に疲れてきた際に自分の理想が高いのかと自分の現在の条件の妥協を考える人も多いでしょう。

容姿、年収などで妥協点を見つけると思いますが、男性の年齢を引き上げる人もいるかもしれません。特に男性に年収を求めている方には年齢が大きく離れた男性が魅力的に映るのです。

また女性は年齢が重視されますし、どうしても男性の年齢が離れている方がこちらを希望してくれる確率は高くなります。お断りが続くと自分を希望してくれる人に心惹かれてしまうのは仕方ありませんよね。

しかし、年上過ぎる男性との結婚にはリスクも伴います。その男性に年齢差すら飛び越えた魅力を感じるならいいですが、単なる妥協で結婚すると後悔する可能性も。

今回は、そんな年上男性との年齢差婚をする前に考えてみるべき3点を今回紹介します。

1 年上過ぎる男性とは、子どもを出産することも育てるのも一苦労
2 年上男性は現在の年収が高くても将来的に稼げなくなる
3 年上夫の場合、義理の両親や夫自身の介護問題が発生することも
4 年上男性との結婚を考える前に知っておくべきこと３点　まとめ

年上過ぎる男性とは、子どもを出産することも育てるのも一苦労

年上男性との結婚でまず考えるべき点は出産・子育てです。結婚するからには子供が欲しいという人も多く、子どもは結婚において重要なファクターです。

女性は若くないと妊娠が難しいというのは周知の事実ですが、その一方男性はいくつになっても子どもを作れると思っている人も多いのです。しかし、女性が年齢とともに卵子が衰えるのと同じように男性も年齢とともに精子は劣化してしまいます。一般社団法人日本生殖医学会「年齢が不妊・不育症に与える影響」によれば、男性もまた加齢によってその機能が低下する、と発表しております。

成人男性の精巣では、生涯を通じて精子がつくられますが、加齢とともに少しずつその機能が低下します。精巣の大きさも少しずつ小さくなり、男性ホルモンをつくる力も緩やかに低下しますが、両方の精巣が無くならない限り「去勢」状態になることはありません。

引用：一般社団法人日本生殖医学会『年齢が不妊・不育症に与える影響』より

いくら女性が若くても、男性が年上過ぎる場合は妊娠・出産に影響が出る可能性は充分にあります。

またもし子どもを持つことができても、子育てに掛かる費用の問題があります。男性の年齢が高いほど男性が家族のために働ける時間も少なくなります。定年後も再雇用で働くこともできますが、子どもの養育費を払い終えてから、自分たちの老後にお金を残すまで稼ぐのはなかなか難しいでしょう。

子どもひとりにかかる費用ですが、株式会社ベネッセコーポレーションによれば出産から22年間のお金ですが2,651～3,180万円かかるとされています。

: 出典：ベネッセ教育情報サイトより

さらに大学院への進学や親元から離れ下宿する場合は費用が追加されます。
男性が高齢により働けなくなったら、結果として女性だけが働きに出るわけです。そのとき家庭を支えるほど働くことができるのか慎重に考えてみてください。

年上男性は現在の年収が高くても将来的に稼げなくなる

妥協して年上男性と結婚をする場合、その理由としては男性が十分な年収・資産を持っているからと答える人が多いと思います。

結婚において経済力は大切ですよね。たしかに年収1,000万円以上の相手を探すなら若い男性より年齢が高いほうが年収が多いのは間違いありません。

年上男性はすでにある程度のポストについている場合が多いので、結婚する時点では経済的に安定しています。

しかし、男性がそれだけ稼いでいるのは若い頃の積み重ねがあるからです。つまり、若い男性が年収が低くても、努力をする人であれば年を重ねていくにつれて年収は上がってきます。

そして逆に今年収が高くても、年を取っている男性は定年までの時間が短く、早くに稼げなくなるのです。同年代の方の年収が気になる人はこのことを忘れている場合があります。

社長や、自営業の方なら定年などは決められていませんし、まだまだ稼げるかもしれませんが、会社員の男性だと定年に入ると稼げなくなります。今は稼いでいるからと男性は女性に「専業主婦でも良いよ」と言ってくれる人もいるかと思います。専業主婦になりたい人には甘言に聞こえますが、高齢の男性はすぐに稼がなくなり、変わりに女性が長い時間働く事になります。

現時点で「経済的に安定しているからもうこの人で良いかな」と軽い気持ちで結婚するのは辞めておいたほうがいいでしょう。