独身男性の「幸福度」が圧倒的に低い！本当は幸せな既婚男性達

近年、生涯未婚率が急激に上昇しているのはご存知でしょうか。特に男性の生涯未婚率が大幅に上昇しており、直近の2015年データで男性が約２４％、女性約１４％という数値が発表されております。

男性は実に約４人に１人が生涯未婚率というのが現在の状況なのです。

生涯未婚率は５０歳時点で一度も結婚をしたことの無い人の割合を示しておりますが、現在の３０歳が５０歳になる２０年後には更に上昇し、男性で３人に１人は生涯未婚になるのではないかとも言われております。

参考急上昇の「生涯未婚率」男女差の要因とは？また男性が生涯独身のデメリットについて

もちろん自らの意思で結婚に対してネガティブなイメージを持っているため「結婚しない」という選択を若いうちにした人もいますが、実は独身男性の方が既婚男性より幸福度が大幅に低いです。生涯独身であることのリスクについて今回ご紹介いたします。

1 独身男性の「幸福度」調査結果
2 独身男性「結婚は不幸になる」という考え方について
- 2.1 １つの結婚不幸話が広がりすぎる
3 独身男性は様々なリスクに晒されてる
4 独身男性は結婚したほうが幸福度が上がる

独身男性の「幸福度」調査結果

教育統計学者の舞田敏彦氏が「世界価値観調査（World Values Survey）」の調査結果を元に「中高年未婚者の不幸感」というタイトルの記事を紹介し、話題になっています。調査内容というのは３０代～５０代の日本人男性を「既婚者」と「未婚者」に分け、「あなたはどれくらい幸福ですか」と質問し、既婚・未婚男性（独身男性）の「幸福度」について調査したものです。

その結果、既婚男性で「全く幸福でない」と回答したのがわずか６.５％に対し、未婚男性（独身男性）の４３.５％が「全く幸福でない」と回答したのです。

未婚男性（独身男性）のほうが著しく幸福度が低く、既婚男性の方が幸福度が高くなっております。にも関わらず「結婚は不幸になる」と信じ結婚をしないという選択をする男性が多くいるのも事実です。

参考結婚したがらない男性が一定数いる現実。女性はどう立ち向かうのか。

独身男性「結婚は不幸になる」という考え方について

会社の同僚や上司、またネットの掲示板・SNSのなどで既婚男性で良く結婚不幸話をする人が多く、独身男性が「結婚＝不幸」「結婚はメリットがない」と思っている人が多くいます。当サイトでも「結婚は不幸だ！」「俺は結婚するつもりはない！」といったコメントを頂くことが多くあります。

以前、知人の既婚者達と飲んだ時にこんな事を言っておりました。

「うちの妻が全然家事手伝わない」
「子供が反抗期で手がかかる」
「俺が稼いでいるのにお小遣い制がつらい」
「専業主婦で仕事していない嫁が１日中寝てる」
「せっかくの休みなのに嫁と娘に買い物に付き合わされて1日荷物持ちをやらされた」

それを聞いた若者独身男性は「結婚って大変なんだな」「結婚って嫌だな」と本気で思ったようでしたが、実はこれらの既婚者の愚痴は本音ではなく、幸せの裏返しの表現なのです。

私も２０代の頃は、結婚した先輩方の結婚愚痴話を飲み会の席なので良く聞かされました。「結婚しないほうが良い」「結婚すると不幸になる」と本気で思っておりましたが、最近なって気が付きました。

彼ら既婚者は家族の愚痴を言いながら、本当はとても幸せなんです。

特に男性は幸せなのをそのままは言えないので、あえて「うちの妻が全然ダメだ」「娘が言うこと聞かない」「せっかくの休みが家族サービスでつぶれた」と逆のことを言っているだけなのです。本当に冷え切った家族なら、家族サービス自体行わないはずです。

「明日は息子の運動会で早起きして場所取りして、休みが１日つぶれるよ」なんて金曜日の夜に居酒屋で家族のグチを言っているパパは本当はとても幸せなんです。家族のことが大好きでもなければ休日の朝早くに運動会の場所取りなんでしません。

こういった幸福の裏返し話を独身男性が真に受けて「結婚＝不幸」「自分の時間が無くなる」とネガティブに受け止めて「結婚しない」と判断するのはよろしくない傾向なのです。

実際に、既婚男性で「全く幸福でない」と回答したのがわずか６.５％に対し、未婚男性（独身男性）の４３.５％が「全く幸福でない」と回答しているのです。

１つの結婚不幸話が広がりすぎる

とくにネットでは、とある結婚不幸話が一気に広がって、「結婚＝不幸」というイメージになりがちです。本当は既婚者１５人に１人あるかどうかの不幸話で、残りの１４人は幸せにも関わらず不幸な１人に注目され過ぎて結婚している男性全体が不幸なイメージを持ってしまいがちです。

前述の『既婚男性で「全く幸福でない」は６.５％』は１５人に１人程度です。既婚者で不幸なひとは１０人に１人以下なのです。それに対し、『未婚男性の「全く幸福でない」４３.５％』ですから、実に１０人中４，５人が『幸福ではない』と回答しているので驚愕でな数字です。結婚できるなら「自分は幸福ではない」と考えている独身男性は一日でも早く結婚したほうが幸せになれる可能性が高いのです。