「付き合うってどういうことだろう?」「どこからが付き合ってることになるの?」と一度は疑問に思ったことはありませんか?
「付き合う」ということの定義に正確な答えはありません。付き合っていることを言葉で確認するカップルもあれば、会う回数やスキンシップの有無などで判断する人もいるでしょう。
2人が付き合っていると思えば付き合っていることになります。
今回、男女にとっての「付き合う」の意識の違い、そして正式に「付き合う」ことの良い面と縛られてしまう面についてわかりやすく整理してみました。
参考記事:付き合うまでの流れとは?日々の連絡・デートの誘い方・正式交際までを分かりやすく解説
男女にとっての「付き合う」の違い
両思いで自然にカップルになる人たちもいれば、お互いに好きだけど付き合うには至らない人たちも。
また告白された時点で相手のことが好きというわけではなくても、付き合っているうちに好きになる可能性があるので一旦OKする人もいます。
付き合うということの捉え方には個人差がありますが、男性と女性でも少し違いがあるようです。
男性にとって付き合うとは
基本的には相手のことが好きで一緒にいたいから付き合うのですが、男性の場合はとくに次のようなことを実感しています。
- 弱みを見せられる
- 守りたくなる
- 独占できる
一般的に男性は人前で泣くことが少なく、弱みを見せまいとしている人が多いです。自分の弱い面を見せると負けた感じがするんです。
しかし誰かに弱音を吐くことができたらずいぶん楽になるでしょう。誰にでも弱音を吐くことはできませんが、男性が「この人になら自分の弱い面を見せられる」と思うのが、付き合っている女性です。
自分の弱い面も受け入れてくれて、励ましたり癒したりしてくれる女性でなければ付き合っても疲れてしまうでしょう。
また女性と付き合うことで、「彼女を守ってあげたい」という保護本能や「彼女を自分だけのものにしたい」という独占欲も満たすことができます。
女性にとっての付き合うとは
女性の場合は次のようなことで付き合っていることを実感しやすいです。
- 頻繁に連絡を取り合える
- イベントを一緒に過ごす
- 「彼女」と公言してもらう
付き合っていても、お互いに社会人であれば毎日のように会うのは難しいでしょう。
しかしできるだけLINEや電話で連絡を取りたいという女性は多いのです。
自分から連絡するばかりで相手からは積極的に連絡してこないと、「私たち付き合っていると言えるのかな?」と不安になってしまいます。お互いに頻繁に連絡を取り合える仲なら、付き合っていると実感しやすいでしょう。
誕生日やクリスマス、バレンタインなど、恋人と過ごしたくなる日を一緒に過ごすことでも付き合っていることを実感しやすいです。「クリスマスまでに彼氏を作りたい」という女性も多いので、クリスマス等のイベントを一緒に過ごす異性がいるということは、付き合っている人がいるということを実感しやすいのです。
また「僕と付き合ってください」と言われていない場合、彼が自分のことをどう思っているか不安になるときもあるでしょう。
友達や家族の前で自分のことを「彼女」として紹介されると付き合っていることを実感できます。
学生と社会人での「付き合う」の違い
学生と社会人でも付き合う意味は異なることがあります。
学生にとっての付き合うとは
学生にとっての付き合うとは、純粋に「好きだから」「一緒に過ごしたいから」という理由で始まるケースがあります。
ただし友達に彼氏・彼女がいれば自分もほしくなってしまいます。大して好きでもなくても、とりあえず付き合うというケースも。
社会人にとっての付き合うとは
社会人になると仕事が忙しくてなかなかデートの時間を取れない人もいます。楽しかった学生時代の恋愛に比べると、社会人は支え合える人、癒してくれる人を求める傾向があります。
また結婚を意識し始める人も多いので、将来的に結婚できる相手なのかということを重視して付き合う相手を選ぶ人もいます。
そのため学生の頃に比べると、付き合うことに慎重になる人が多いでしょう。
付き合うに告白は必要?
学生の頃の恋愛は「好きです」「付き合ってください」といった告白の言葉から始まることが多いですが、社会人になるととくに告白の言葉はないこともあります。
大人の恋愛に告白の言葉は必要なのでしょうか?
言わなくてもわかるので告白は必要ない?
大人なら告白する必要がないと考えている人もいます。
お互いが好きだということは感じ取れるはずなので、いちいち「付き合って」という必要はないという考えです。
たしかに自然と親しくなり、毎週末は一緒に過ごすのが当たりまえになるなど、お互い愛し合っていることがわかっている仲ならば、あえて「付き合ってください」というのは不自然にも思えますよね。
しかし告白なしの場合、気持ちの行き違いがおこる可能性があります。女性は付き合っていると思っていたのに、男性は「え?僕たち付き合っていないよね?」ということが起こるかもしれません。そろそろ結婚したいと考えていたところでこの言葉を言われたら、どれほどショックでしょう。
告白しないで付き合うと、このような逃げ道ができてしまう可能性があります。
告白することで2人の関係をハッキリさせられる
これから真剣にお付き合いをしていくのであれば、最初に告白して返事をもらっておいた方が安心です。
そうすれば後になって「別に付き合っているわけじゃない」「他に付き合っている人がいる」と言われることもないでしょう。
告白のタイミングを逃してしまった場合は、一度確認し合っておくと安心して長く付き合えます。照れくさいかもしれませんが、「友達に僕の彼女って紹介していい?」など、しっかり告白をして2人の関係をハッキリさせておくのもよいでしょう。
参考記事:「結婚前提に交際しているの?」がわからない時に確認する方法5選
付き合うことの良い面と縛られてしまう面
付き合うことには良い面と縛られてしまう面もあります。
付き合うか、それとも軽い関係のままでいるか、迷っている人はそれぞれの良い面・縛られてしまう面を参考にしてください。
付き合うことの良い面
好きな人と付き合うことには次のようなメリットがあります。
- 相手を独占できる
- 心の支えになる
- 自信がつく
- 休日を一緒に過ごす相手ができる
- 結婚につながるかもしれない
これらがすべてのカップルに当てはまるわけではありませんが、基本的には付き合うことによって自然にデートを重ねることができます。付き合っていなければ、特別な存在の異性というわけではありませんので、食事したり遊んだりすることはあっても恋人より会う頻度は少ないでしょう。
付き合うことで休日は一緒に過ごすのが当たりまえのようになり、さまざまなデートスポットを訪れることもできます。周りがカップルだらけのデートスポットは、友達同士や一人で行っても居心地が悪いでしょう。付き合っている人がいることで、さまざまな楽しい経験ができます。
また付き合うということは、他の人とは付き合わないということになります。友達以上恋人未満の関係を続けていると、他の人が先に告白してしまうかもしれません。付き合っていれば他の人に邪魔されず、相手を独占することができるというメリットがあります。
さらに付き合っている相手がいるということで、「彼女のために頑張ろう」「彼がいてくれるから安心」と心の支えになることがあります。自分のことを好きでいてくれる人がいるということで自信もつくでしょう。
彼氏・彼女とはいずれ結婚するかもしれません。長く付き合っても結婚にいたらないカップルもいますが、少なくとも付き合っている相手がいない人よりは、結婚できる可能性が高いでしょう。
付き合うことで縛られてしまうこと
付き合うことにはデメリットもあります。付き合う時には覚悟しておきましょう。
- 1人で過ごす時間が減る・束縛される
- 用もないのに連絡を取り合うのが面倒
- 異性の友達と出かけにくい
- (身近な人の場合)別れたとき気まずい
- お金がかかる
- 結婚を考えないといけないときも
これらのことをデメリットと感じるかは、人によって違うでしょう。たとえば1人で過ごす時間なんていらないという人や、束縛されることに愛情を感じるという人もいるかもしれません。
しかし自由な時間を確保したい人、恋愛がすべてではない人にとっては、趣味に打ち込む時間や友達と過ごす時間も大切なはず。付き合うことで自由がなくなると感じることがあるでしょう。異性の友達が多い人もいるでしょうが、付き合っている相手が自分以外の異性と出かけることを気にするタイプであれば、遊びにくくなります。
また社内の人と付き合っていると、もし別れてしまったときに気まずくなってしまいます。「もう会いたくない」と思っても、会社で顔を合わせてしまいますよね。2人の関係を同僚も知っていたら、ますます気まずくなってしまうでしょう。
付き合うとお金がかかることをデメリットに感じる人もいます。とくに男性の場合、デート代の負担が大きいので、お金がかかりすぎる場合があるでしょう。節約デートが楽しめる相手ならいいですが、金銭感覚がずれている相手だと、生活が苦しくなる可能性もあります。
そして付き合っていればいつか「結婚」を考えないといけない時が来ます。結婚する気がないのに長年付き合い続けることができない人もいるんです。とくに結婚適齢期の場合や、相手が結婚考えている場合「結婚する気はないけど付き合う」というが難しいのです。
ある程度の年齢の場合、付き合うからには結婚するかどうかもしっかり考えて付き合っていかなければなりません。
こんな相手と付き合うと後悔する
恋は盲目と言いますので、好きになったときは欠点が気にならないかもしれません。
しかしだんだん欠点が目につくようになり、付き合ったことを後悔することもあるでしょう。付き合ったら後悔する人の特徴をご紹介します。
付き合うと後悔する人の男性の特徴
女性のみなさんは、こんな男性と付き合うと後悔するかもしれません!
場合によってはこちらの生活もめちゃくちゃになってしまうかも…付き合い始める前によく相手を見ておきましょう。
- 怒りっぽい男性
- ギャンブルにはまっている男性
- 浮気性の男性
ちょっとしたことで我慢できずにすぐ声を荒げるなど、怒りっぽい男性には注意が必要です。
たとえばせっかくの食事なのに、些細なことでウエイターにクレームをつけずにはいられないような人と楽しい時間を過ごすのは難しいですよね。付き合う前は自分に危害が及ばなくても、親密な関係になると怒りの矛先が自分に向くことが増えてくるかもしれません。怒らせないように気を使いながら付き合うのは疲れます。
怒りの感情をコントロールできない人とは穏やかな関係を築くのが難しいので、付き合う前によく考えてみましょう。
ギャンブルも無理のない予算内で楽しむなら問題ないでしょうが、給料を使い果たしたり、借金したりしてまでギャンブルにはまっている男性と付き合うと後悔することになります。
すぐ結婚するわけではないから…と思う人もいるかもしれませんが、もし長く付き合うことになっても2人の将来のことを考えられないかもしれません。貯金がないどころかギャンブルで作った借金がある人とは結婚を考えられませんよね。ひょっとしたらあなたにも「お金を貸してほしい」と言ってくる可能性があります。
また浮気性の男性もやめておいた方がよいでしょう。浮気性は簡単に治らないと言います。もちろん一度浮気をしてしまい、深く反省してもう2度としないと決めている人もいるでしょうが、バレなければ浮気してもいいと考えている男性もいます。
過去に浮気した経験がある男性と付き合うのは、よく検討した方がいいでしょう。
付き合うと後悔する女性の特徴
男性も付き合ってから「失敗した」と思わないように、次のような特徴がある女性は警戒しておきましょう。
- お金目当ての女性
- 束縛しすぎる女性
- ネガティブな女性
女性の中には、男性のお財布を当然のようにあてにしている人もいます。
食事に行けばおごってもらうのは当たり前、プレゼントは高価なものでないと満足できない、という女性と付き合うと、お金がかかるので男性は後悔するでしょう。
お金目当ての女性は、付き合う前に男性の服装や小物などをチェックしています。とくに腕時計はわかりやすいので、どんなブランドのものかしっかり見ていて、経済的に豊かな人か判断しています。
相手の女性がお金目当てか気になる場合は、付き合う前に安っぽい服や小物を身に着けてお金持ちに見えないようにしてみてはいかがでしょうか。いつも食事をごちそうしている場合、たまには割り勘にすることで反応を確認してみることもできるでしょう。
また付き合っている男性を束縛したがる女性もいます。頻繁に連絡してきて、どこで何をしているか知りたがったり、浮気を疑ったりして、男性をうんざりさせます。
束縛したがる女性かどうかは付き合ってみなければわからないかもしれません。そこで付き合う前に、友達とよく遊びに行くことなどを話して反応を見ておくのもいいかもしれませんね。
ネガティブなタイプの女性も付き合うと後悔してしまうかもしれません。悪口や悲観的な話が多い女性だと、会話も楽しくはないでしょう。最初は支えてあげたいと思うかもしれませんが、一緒にいて自分まで暗い気分になるので、だんだんデートが辛くなってくるかもしれません。
「付き合う」ってどういうこと まとめ
付き合うということについていろいろな角度からご紹介してきました。
「付き合う」ということに明確な基準はありません。
付き合っているか、そうでないかのボーダーラインは人それぞれなので、自分だけが付き合っていると思ってた…という可能性もあります。
また付き合うには告白が必要と思っている人もいれば、必要ないと思っている人もいますので、さらにややこしいことに。相手を不安にさせないためにも、言葉や態度で愛情を示すようにしたいですね。
学生の頃とは違い、社会人が付き合うことには責任も伴います。仕事に支障をきたさない、お互いの生活リズムを尊重するといったことを守りながら、素敵な付き合い方をしてくださいね。