近年「結婚したくない」と思っている男女が急増しています。
50歳時点で一度も結婚したこと無い生涯未婚率は男性23.6%、女性14.1%と近年急上昇。
ということで今回は、なぜ「結婚したくない」のかを男女別にご紹介します。
結婚したくない理由を知ることで、婚活を進める上でなかなか結婚してくれない相手の心理がわかるかもしれません。
それでは早速、結婚したくない人の心理をチェックしていきましょう。
結婚したくない人が男女ともに急増中
このグラフは日本の生涯未婚率のグラフです。
- 出典:内閣府男女共同参画局 生涯未婚率の推移(男女別) より
50歳時点で一度も結婚したこと無い人の割合。2017年発表データでは男性23.6%、女性14.1%となっています。
参考「生涯未婚率」急上昇!婚活専門家が提唱する更に深刻な3つのこと
男性だけでなく女性も結婚後は働く時代です。
男女共に「結婚」に対する考え方に変化があり、自由を望み結婚したくない人が急増しています。
そして男女とも結婚に対していろんな考え方があります。
「結婚したくない女性」と「結婚したくない男性」の考え方を調べてみましたのでご紹介します。
結婚したくない女性の考え
ひと昔前なら、ある程度の年齢を迎えると「結婚しなきゃ」と焦る女性も多くいました。
しかし昨今では、結婚したくないと思う女性が増えています。それは、以下の3つの理由が大きな要因と言われています。
お金も時間も自由に使いたい
今は女性も仕事をしっかりとこなしキャリアを積める時代です。
仕事を続けているとお金だけでなく時間にも余裕ができ、自分の好きなことへ投資している女性がとても増えています。
女子旅を楽しんだり、自分のキャリアアップのために学ぶ時間を増やしたり、結婚をしないとお金も時間も自分磨きのために充てることが可能です。
しかし結婚となると相手との時間を優先したり、子どもが生まれれば、仕事をどうしても優先できなくなったり、自分の時間が取れなかったりと言うことが考えられます。
結婚したくないと感じる女性にとって、自分へ投資するお金や時間が減ってしまうのは嫌なのです。
子育てをするのが嫌だ
「女性=子供が好き」という考えを持っている方は多いですが、すべての女性が子供が好きとは限りません。
子供は可愛いけど、育てるとなると思っている以上に本当に大変です。子供が小さいうちは四六時中、子どもとベッタリ。
自分の時間を取れるのは、ある程度子どもが大きくなってからとなることがほとんどです。パートナーが積極的に子育てにかかわってくれる相手ならいいですが、そうでないこともしばしば…。
自分には育てられないかも、子育てをするのが嫌だな…と考える女性も増えてきているのです。
結婚したくない男性の考え
次は結婚したくない男性の考え方をチェックしていきましょう。
男性は女性よりも結婚の手続きなどで変わることは少ないですが、男性も男性で結婚したくないという考えを持っている人が増えています。
結婚=幸せだと思うことができない
周囲にいる既婚者が幸せに見えないために、結婚することが幸せなことだと考えられない男性が多くいます。
会社や友人との飲み会で家族の愚痴や不満を聞かされる男性が多く「結婚=幸せ」と思えなくなっているのです。
またネット・SNSなどでも「鬼嫁」の話は注目されやすいので結婚生活はツライ・我慢ばかり、というイメージをもっている男性も多くいます。
結婚して幸せな人もたくさんいるんですがどうしてもネガティブな話のほうが注目されちゃうんですよね。
友人との時間が少なくなるのが嫌
独身時代は、友達と毎晩のように飲んでいたけど結婚したらほとんど会えなくなったという話はよく耳にすると思います。
とくに20代の男性は友人との時間が少なくなるのを懸念して、結婚を躊躇する男性も多くいます。
結婚するとパートナーと過ごす時間を優先しなければならず、さらに子供が生まれれば子供と過ごす時間も増えます。
自分の自由な時間を過ごしたい、と思っているうちはなかなか結婚に踏み出せないようです。
結婚に責任が持てるか心配
正社員として働いていても、「将来のパートナー・子どもをしっかりと養っていけるのか不安」と考え結婚を踏みとどまる男性も多くいます。
大手企業に勤めていても10年先はどうなるかわからない時代、働いている年数に比例して給料が上がる企業に勤めている方ばかりではありません。
さまざまな事情から経済的に自信が持てない男性は多く、結婚して子供ができたら養っていけない・カツカツの生活が待っているから結婚できない、と考えているのです。
今の時代は夫婦が協力して家計を支えないと厳しい時代です。
結婚式という制度や親族との関わりが面倒
結婚式という制度に何百万円もかかることや親族との関わりをわずらわしく思い「結婚したくない」という男性も多くいます。
給料が上がらな人が多い中、「婚約指輪に最低何十万円」という話を聞くだけで、「それなら自分の好きなものを買いたい」そんな風に思う男性はたくさんいます。
また結婚して親族との関わりが少し面倒と考える方が多いようです。
もちろん男性だけでなく女性も相手方の親族と関わるのが嫌だと感じる方が多いですが、男性はとくに相手の親族と関わることを面倒と考えている人が多くいます。
さらには対面で合うことが億劫に感じるだけでなく年賀状やお歳暮、冠婚葬祭のことなど考えると結婚はせずに独身のままお付き合いを続けていきたいと感じる男性も多いです。
「結婚したくない」メリットについて知ろう
男女それぞれの「結婚したくない」考える方についてご紹介してきました。
「結婚したくない」と考えることの良い悪いの判断は各々の価値観により違いますが、「結婚したくない」と考え結婚しない場合のメリット・デメリットをご紹介していきいます。
自由な時間と自分なお金
男女共に結婚しないメリットは、自分だけの自由な時間が作れる・金銭面でも自分の思った通りに自分だけに使えるといった点が大きいでしょう。
自分の趣味や思い立った時に旅行に行けたりと「自由な時間とお金の使い道」は結婚していない男女にとって、とっておきのメリットと言えます。
また、結婚しなければ煩わしい親族関係の関わりも無いため余計なストレスを感じずに済みます。
年齢を重ねても人生への挑戦や失敗に躊躇することなく挑めるのもメリットと言えるでしょう。
自由な恋愛ができる
結婚は「生涯その人だけを愛する」ことを誓います。結婚をするとほかの恋愛はできません。
結婚しなければ、いろんな人と自由に恋愛を楽しむことができます。その時その時で自分に合う人と恋愛ができるのです。
いろんな人と自由に恋愛を楽しみたい!と考えている人は結婚しないメリットがあります。
「結婚したくない」デメリットもあります
結婚しないメリットがある判明、結婚しないと人生においてさまざまなデメリットもあります。
「結婚したくない」と考えている人はこの「デメリット」について真剣に考える必要があります。
とくに結婚は歳をとってから「やっぱり結婚したい」「結婚して子供が欲しい」と思っても、選択肢が無くなっていることがありますので、若いときに「結婚したくない」と考えるのは自由ですが、将来についてしっかりした覚悟が必要です。
老後が一人になる
一生独身であるということは、老後も一人で生きていくということです。今は若くて自由を楽しめるかもしれません。
しかし周囲が次々に結婚して家族をもつ中、自分はずっと一人です。そうなると自由を持て余してしまいます。
「結婚」という選択をしないと老後の心配や経済的な心配をしなくてはなりません。すべて一人で抱える、相談できる相手はいても自分自身だけで何事も解決していかなければなりません。
病気や怪我をしても頼れる人がいない可能性が高いのです。
「孤独死」という言葉を最近は良く耳すると思いますが、老後一人で過ごす不安や将来が不安定な経済環境などを一人で抱えなくてはならないのです。
参考独身のままだと早死にする!とくに男性は要注意、その理由はメンタルの弱さにある
自分の子供・孫と出会えない
結婚をしないということは、自分の子供・孫と出会うことができません。
やはり自分の子供とは特別な存在です。周囲がパパママになる中で、自分だけ「親」という存在になれず、さらには人生をともにする伴侶も居ないことに強い喪失感を感じる可能性があります。
参考「結婚しない人生は後悔する」独身未婚で過ごすのは人生最大の損失
両親に心配をかける
結婚しないままでいるのは、決して自分だけの問題ではありません。
自分の両親にも大きな心配をかけることになります。
親であれば誰しも自分の子供に幸せになってほしいと思います。家族をもってほしいと願います。そして孫の顔を見せてほしいという思いもあるでしょう。結婚しないということは、そんな両親の思いに応えることができないのです
「孫の顔が見たかったと…」と親に言われてしまい、自分の両親を悲しませてしまい親孝行できないという点もデメリットと言えるでしょう。
結婚をしたくない人について まとめ
自分が気になる相手が「結婚したくない」と思っている、こんなカップルも増えてきています。
この記事を読んで、男女別の「結婚したくない」理由を少し理解していただけたかもしれません。
相手との結婚話を進めるうえで「自由な時間を確保したい」「子供は持ちたくない」などお互いの考えが行き違うことも考えられます。
「お互いのプライベートな時間をどうやって確保するのか」「将来的に子供を持ちたいと思っているのか」をしっかりと話し合っておきましょう。
また「結婚したくない」と強く考えている方の意思を変えるのは、本当に大変です。
自分自身が「結婚」というゴールを求めているなら、「結婚したくない」と考えている相手と交際関係を続けるのかどうかもしっかりと考えていく必要があるでしょう。