- 「結婚ってメリットあるの?」
- 「結婚したら自由な時間もお金もなくなっちゃう」
- 「結婚なんて人生墓場でしょう」
結婚に関するネガティブなニュースを見る度に「結婚はメリットがあるのか」と議論が沸き起こります。
会社でも上司が「うちの嫁が…」とグチをこぼしているのを見ると「結婚はメリット無いなぁ」と独身者は考えてしまいますよね。
たとえば男性は、以前より便利になったライフスタイルにより昔ながら「家庭を守る主婦」がいなくても生活に困らなくなりました。
女性もまた、やりたい仕事につけていれば、時間が制限される結婚・出産という選択肢を選ぶより独身でいるほうが気楽で好きなことができる人生を過ごすことがあります。
50歳まで一度も結婚したことがない生涯未婚率が男性23.6%、女性14.1%と上昇している現代、果たして結婚ってメリットがあるのでしょうか。
婚活コンサルタントの筆者が「結婚ってメリットあるの」問題についてお伝えします。
結論「結婚にメリットあるのか」どうか考えてる時点でその結婚はキケンです
結論から伝えますと「結婚ってメリットあるの?」と考えメリットありそうだから結婚しよう、と結婚するのはキケンです。
結婚のメリット・デメリットは男女別にこの後お伝えしますが、箇条書きで書けるような内容にメリットを感じて結婚しても、今の時代そのメリットが一瞬で無くなる時代です。
たとえば女性が「この人年収1,000万円以上あるからこの人と結婚したらメリットありそう」なんて考えで結婚しても、夫の会社が倒産したり、嫌な上司にあたって退職したら一瞬で「年収1,000万」のメリットはなくなります。
「年収1,000万」にメリットを感じて結婚したのに、「年収1,000万」がなくなったら結婚生活の継続が危ないですよね。
男性がよく言う「若い女性と結婚」するのはその瞬間メリットあるかもしれませが、若さは確実になくなります。結婚生活を送りながらメリットがなくなる、これも継続が危ないです。
「結婚ってメリットあるのかどうか」を考えて結婚する時点で、その結婚はリスクです。
理想は「結婚ってメリットあるのかどうか」を考えて結婚するのではなく、この人と「この先長い人生一緒に歩みたい!」と強く思える人と出会えて結婚することです。
たとえ仕事がクビになって夫の収入がなくなっても家族のために自分も働く、とか妻が年老いて動けなくなってもこの人となら死ぬまで一緒にいたい!と思えるような相手と出会えてから結婚をすべきなのです。
結婚のメリット・デメリットを箇条書きで書いて「メリットのほうが多いから結婚する」そんな結婚では長続きしません。
結婚にどんな障害・問題があっても「この人と一緒にいたい!」とメリット・デメリットを遥かに超えた相手と結婚しましょう。
男女共通の結婚のメリット・デメリット
結論からお伝えしましたが、箇条書きで説明できる結婚のメリット・デメリットの男女共通版からご紹介します。
男女共通の結婚のメリット
- 好きな人と一緒にいられる
- 家族・子供が持てる
- 世間体が良くなる
- 共働きなら収入アップ
- 家事の分担・任せられる
やっぱり大きいのは好きな人一緒にいられる、という点です。家に帰ったら最愛の人がまっている、一緒のご飯を食べて、テレビでも観て…といった結婚生活です。
そして家族となり、子供が産まれれば、子育ての楽しさ、があります。
また40代、50代で独身、だと男女とも世間体を気にするシーンが増えてきます。結婚している、というだけで世間体の印象が良くなります。
共働きであればひとりでいるより収入がアップします。
収入は2人分になり生活費を2人以下に抑えることができれば収入アップですよね。
また結婚して一緒にすむことでそれぞれ別々に行っていた家事を分担することができます。
男女共通の結婚のデメリット
- 自由な時間がなくなる
- 結婚式自体にお金がかかる
- 家族に対してお金がかかる
- 親戚づきあいが面倒
- 他の異性と付き合えない
結婚のデメリットはやはり自分の自由な時間がなくなる、でしょう。
とくに子供ができれば子供中心の生活になります。
また結婚というセレモニー自体に何百万円というお金がかかり、さらに子供への費用もかかります。
教育にどのくらいかけるかによっても異なってきますが子供ひとりが大学卒業するまで2,000万円〜5,000万円かかるとも言われています。
その他結婚すると、独身時代には少なかった親戚付き合いが増えます。
また結婚していると他の異性と男女の関係になれません。結婚後他に好きな人ができた、となっても身動きができない、というデメリットがあります。
次の男女別に結婚のメリット・デメリットをご紹介します。
男性の結婚のメリット・デメリット
男性の結婚のメリット・デメリットです。
男女で仕事・家庭での役割の区別がなくなってきていると言われていますが、まだあだ異なる部分もあります。
男性の結婚のメリット
- 家事を任せられる
- 仕事に専念できる
女性に家事を任せたい、と思っている男性は多いです。家事を専業でやってくれる専業主婦希望の女性と結婚できれば、家事全般を女性に任せられるので、生活が楽になります。
さらに子育ても任せられるるので可愛い子供をもちながら、家事・育児を女性に任せ、自分は仕事に集中することができる、というメリットがあります。
男性の結婚のデメリット
- 自由に使えるお金がなくなる
- 仕事も家事も育児も全部やる可能性
メリットの反対になりますが、家族を養うとなると稼いだお金の大半が家族のために使うことになります。
独身自体は自分が稼いだ分は自分で自由に使うことができ、趣味や遊び、食事に思う存分使えたのですが家族がいたらそうはいきません。
また妻も仕事をしたい、という希望の場合、家事・育児は分担することになります。
そうすると今までどおり仕事をしながら更に家事も行い、子育ても、となると自分の自由な時間はなくなります。
女性の結婚のメリット・デメリット
同様に女性特有の結婚のメリット・デメリットについてご紹介します。
女性の結婚のメリット
- ハイステイタスの男性と結婚できればセレブになれる
- 楽な仕事に変えられる
まだまだ男性の方が収入が高い人が多いです。
そのハイステイタスの男性と出会え結婚できれば、人生安定モードになれます。
ハイステイタスほどでなくてもそれなりに収入が高く、安定した仕事をしている男性と結婚できれば、自分自身は楽な仕事に変えることも可能です。
とはいえ婚活市場ではハイステイタス男性は超激戦なので結婚するまでが大変です。
女性の結婚のデメリット
- 仕事も家事も育児も全部やる可能性
- 家事・育児が向いてない可能性
結婚して共働きにも関わらず「家事・育児は女性がやるもの」と考えている男性の場合、仕事・家事・育児とすべてをやることになる可能性があります。
もちろん全部ではないにしろ、家事・育児に非協力的な男性だと、女性側の負担が増えて自由な時間は完全になくなります。
また専業主婦を希望して結婚したものの、実は自分は家事・育児が向いてない、という可能性もあります。
評価されにくい・夫の収入の頼るしか無い、といった状況で、今ままでビジネス社会でバリバリ働いていた女性にとっても不満が募る可能性もあります。
参考:男性の場合独身だと早死にする
男性特有ですが、独身男性は早死にするというリスクがあります。
厚生労働省の人口動態統計を元に未婚者と既婚者の死亡率を算出したところ、45歳~65歳の未婚男性は同世代の既婚男性の2.2倍というデータもあります。
未婚男性者の場合、食生活の乱れから健康状態を損なうケースや、また男性は思っている以上にメンタルが弱いため孤独による精神的ダメージを受けやすいのではないか、と考えられております。
- 45歳~65歳の未婚男性は同世代の既婚男性の2.2倍
- 未婚男性が心筋梗塞で死亡が既婚男性の3.5倍
- 未婚男性の心臓発作による死亡が2.2倍、呼吸器感系疾患による死亡は2.4倍、自殺を含む外因死が2.2倍
独身男性の早死にリスクについてはデータとともにコチラの記事で詳細にまとめています。
参考 独身のままだと早死にする!とくに男性は要注意、その理由はメンタルの弱さにある
メリット・デメリット考えて結婚するのは長続きしません
結婚のメリット・デメリットをご紹介してきましたが、これまでご紹介したメリット・デメリットは変化するものばかりです。
結婚のメリットばかり考えていたら「結婚したものの、自分が思い描いていたメリットが得られない」となったら離婚してしまいますよね。
すぐに変化するものにメリットを求めていてはいつまで経っても幸せな結婚生活は送れません。
結婚のメリット・デメリットなんて考えずに「どんな障害があってもこの人と一生をともにしたい!」という人と出会い、結婚をしましょう。
どんなデメリットも乗り越え、たとえ結婚後思い描いていたメリットが無くても、この人となら幸せという人と結婚したいですよね。